小さな蔵の映画祭『東京物語』上映終了しました!&冬の小休止

 こんばんわ。1月らしい寒い日が続いていますが、今日は寒さも少し落ち着いて、雪で着飾った山の稜線が、いつもよりのんびり穏やかそうに見えました。

 こういう冬の小休止が何回かあって、春が近づいてゆくんでしょうね。

 

 さてさて、今日は「小さな蔵の映画祭」2017上半期の一発目の上映会がありました。

 今期のテーマはずばり!小津安二郎の作品」です。そして、今日上映した作品は『東京物語』。四国の田舎からはるばる東京へ、子供達に会いに行く老父婦。子供達に歓迎されるのかと思いきや、生活に忙しい子供達に冷たくされ、すったもんだの物語。

 戦後の名残がありながら、日本がこれから元気になろうという時代。豊かさと引き換えに、「家族」という大切な人とのつながりがないがしろになる様が描かれています。

 家族のつながりより個を大事にするというような問題は、今では表面化されていますが、およそ50年前に映画で提示したことは、先見の明があったのでしょうね。

 笠智衆さんの「日本の優しいお父さん」も観ていてホッとさせられますし、原節子さん演じる強く慎み深い女性も、憧れるものがあります。

 

 上映会も無事開催でき、今回もいろんな方に来ていただきました。ご来場いただいた方々、どうもありがとうございました!

 そして、今回は記念館の管理人さんがこんなに綺麗な花を飾ってくれました。花のかわいさにうっとりです。

 また、記念館の庭には水仙の花がさいています。しだれ桜の蕾みはまだ小さいですが、次の映画の頃には咲き始めるのではないでしょうか。

 

 次回は3月25日(土)。『晩春』を上映します。こちらも笠智衆さんと原節子さんが主演。どうぞお楽しみください。(やまね)